テーブルマナーを知ろう

テーブルマナーを知ろう

高級なフレンチやイタリアンを食べにグレードの高いお店に行く際、不安な気持ちになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、暗黙の了解としてテーブルマナーが求められるのが高級店です。
せっかく行く機会に恵まれても、テーブルマナーを知らないために、楽しむことができないというのは寂しいですよね。

ここでは、西洋料理の高級料理店に行くときには必須のテーブルマナーを紹介します。
一緒に確認してみましょう。

座る位置はどこでしょう?

入店すると、まずボーイに席まで案内されます。このとき、ボーイが椅子を引いた席は上座です。デートの際には女性を、仕事の関係であれば上司や面会相手を通すように心掛けましょう。

椅子に座るときに気を付けることは?

椅子の座る側にもルールがあります。椅子の左側から入って座るのが正しいマナーです。ただ、例外として左に既に座っている人がいる場合は、右側から入っても良いというルールもあります。そのときどきに応じて、使い分けましょう。

荷物はどうする?

ボーイに預かってもらうのが一般的です。椅子に掛けるのはマナー違反となりますので、気を付けてください。

ナプキンの扱いは?

テーブル上に置かれているナプキンは、オーダーの後か食事が提供されたとき、手に取って2つ折りにし、膝の上に置きます。食事が終わったら、テーブルの上に戻しましょう。

フォークとナイフはどう使えばいい?

テーブルに並べられているフォーク、ナイフ、スプーンなどはまとめて、カトラリーと呼ばれます。これはTV番組でもよくやっていると思いますが、外側から順に使っていきます。食事中にカトラリーを置く際には、皿の上に八の字になるように配置します。食事後は、皿の左下、皿を時計に置き換えて4時20分の位置に、ナイフとフォークを揃えて配置してください。

料理によって使うカトラリーが違う?

フォークやナイフ、スプーンには、それぞれ専用のものがあります。肉料理用、魚料理用というように様々です。基本的に順番通りに使用していけば問題ないのですが、もし間違えてしまったときはボーイに伝え、交換してもらいましょう。

カトラリーを落としたときは?

カトラリーを落としても、自分で拾わずにボーイを呼んで対応してもらいます。

料理によって相性の良いワインが違う?

ワインには大きく分けて、赤と白がありますが、それぞれ相性の良い料理は違います。一般的には、肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインが合うとされています。

ワインをおかわりしたいときは?

ボーイに声をかけておかわりをもらってください。大衆店でよくある同席者にお酒を注いであげる行為は、西洋料理の高級店においてマナー違反となります。また、ワインを勧められることもあります。もし断る際は、ワイングラスの上に指を添えて合図します。

料理によって相性の良いワインが違う?

ワインには大きく分けて、赤と白がありますが、それぞれ相性の良い料理は違います。一般的には、肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインが合うとされています。

スープをいただくときは?

フルコースの際は、メイン料理の直前でスープが出されます。当然、スプーンを使っていただくことになりますが、スプーンの動かし方として正しいのは、手前から奥へ向かって滑らせるようにスープをすくうようにすることです。カップ型であれば口をつけて結構です。ただ、どちらも音を立てないようにすするのがマナーです。

パンをいただくときは?

コースの最初からパンが用意されていることもありますが、スープと同じタイミングでいただくようにしましょう。直接かぶりつくのではなく、一口で食べられる大きさに少しずつちぎっていただきます。実は、パンをスープに浸す行為はタブーなので、気をつけましょう。

離席するときは?

高級店で食事する際は、なるべく席を立たないようにするのがマナーです。ただし、お手洗いなどやむを得ない場合は、同席者に断りを入れて、ナプキンを一旦椅子の上に置き、離席します。

一見、難しそうな高級店での食事も、テーブルマナーにさえ慣れてしまえば楽しい食事の時間になります。
大人になったときに急に求められて焦るのなら、今のうちにルールだけは知っておくと格好良く対応できるかもしれませんね。


織田調理師専門学校では校外授業として毎年「テーブルマナー講座」を実施しています。
美味しい料理をいただきながら、ホテルレストランの講師の先生からマナーを学びます。

カテゴリ:コラム

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