ちゃんと作っているはずなのに、美味しく料理が作れない。それはいったいなぜでしょう?
才能がないとあきらめる前に、どうして美味しく作れないのか、きちんと考えてみませんか?
実は「料理が下手」という人には、共通する特徴があるようです。
あなたはどっち?料理がヘタな人の特徴
簡単なチェックテストです。次の質問に「はい」「いいえ」で答えてみましょう。
・料理番組やレシピ本を見るときは、材料と分量をメモする
・必要な道具や材料を全部そろえてから料理を始める
・料理の材料は、レシピ通りに計量する
・料理に軽量スプーンやキッチンスケールをよく使う
・調味料の「さしすせそ」が言える
・根菜、青菜、枝豆、半熟卵、それぞれの茹で方を知っている
・料理中にかならず味見をする
「いいえ」が多かった人は、もしかしたら料理下手かも。
料理を上手く作れない人の多くは、基本を守らず、感覚的に料理をやり始めることが多いようです。
料理の基本とは、食材を美味しくするために守るべきルール。ルール違反をしては、美味しいものは作れません。
料理上手への近道
料理上手になるためには、まずは「基本に忠実に」作ることが近道です。
目分量や勘に頼るのではなく、レシピ通りに作ってみてください。きっと美味しく出来るはずです。
・きちんとはかる
お醤油100mlを計量カップで測らせると「え!こんなに?」と驚く人がいます。
プロでもない限り、自分の感覚と正確な分量は違うもの。
レシピに書かれた分量は、計量スプーンやカップを使って、きちんと正確に測りましょう。
目分量で料理をするのは、戸惑わずに美味しい料理が作れるようになってからです。
・基本を覚える
「調味料は、さ(砂糖)・し(塩)・す(酢)・せ(醤油)・そ(味噌)の順番で使う」、「根菜は水から、葉物は沸騰した湯で茹でる」など、一般的な料理の基本を覚えます。
まず肉ジャガやカレー、野菜炒めなど、定番料理からトライしましょう。
定番料理には、料理の基本がたくさん詰まっているので、基本をマスターする一番の早道です。
・レシピ通りにつくる
料理のレシピを、アレンジせずに作ってみます。
材料・分量・切り方・手順など、100%書いてある通りに作りましょう。
「レシピ通りに作ったけど失敗した」という人を見ると、材料を変えたり、どこかにアレンジを加えていたりする場合が多いようです。
プロの書いたレシピは、美味しい料理を作る設計図。きちんと作れば、美味しい料理になります。
・道具と材料をきちんと準備する
途中で道具や調味料を取り出さないように、料理を始める前に準備しましょう。
材料や道具を揃えることで、料理の段取りをシミュレーションすることができます。
特に炒めものの多い中華料理は、調理前の準備が大事。
材料や調味料をすべて測り、バットなどに用意してから火をつけると、強火で手際よく作ることが出来て美味しく仕上がります。
・細かく味見する
料理を作る時、完成までまったく味見をしない人がいますが、それはNG。必ず途中でチェックしましょう。
味見をしないと、材料や調味料を間違えて使っても気づかないので、場合によっては危険なことも。
出汁を取って味見、塩を振って味見という風に、こまめに味を見ながら作れば、ひどい失敗作になることはありません。
基本やレシピをきちんと守れば、基本的な美味しい料理を作るのは難しいことではありません。
料理が下手な人は、きっとどこかでルール違反(基本を守らない、アレンジする)をしているのでは?
何がだめで料理が美味しくならないのか、考えることから料理上手への道のりがスタートします。
織田調理師専門学校では……
織田調理師専門学校では、入学前に料理に慣れ親しんでいた人も、全く作ったことが無かった人も、同じ「基礎の基礎」からスタートします。
正しい包丁の持ち方やまな板に向かう姿勢が、その後の包丁さばきの上達に大きく左右するからです。
スタートラインは皆一緒です。
正しい技術と知識を身につけて、常に同じ品質の料理を作ることができる調理師を目指しましょう。